ハードウエア

表示デバイス( オプション )

ロボットからのメッセージや内部状態を表示するために、有機液晶ディスプレイ( OLED )をオプションとして追加搭載できます。

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表示デバイスの概要

オプションとして追加搭載する表示デバイスは以下のとおりです。

  • 製造会社: SUNHOKEY Electronics Co.,Ltd.
  • 型式: QT095B

株式会社秋月電子通商で購入することができます。
秋月通商ホームページ 
QT095B 製品Webページ

表示デバイスの搭載はPCB上のソケットを使用します。QT0951の仕様概要は以下のとおりです。

  • タイプ: 有機液晶ディスプレイ( OLED / Organic Light Emitting Diode )
  • ディスプレイモード: パッシブマトリクスOLED( PMOLED )
  • 画素数: 96 × 64 dots( RGB )
  • 表示色: 65,536 Colors
  • ドライブデュティ: 1/64 Duty
  • ドライバIC: SSD1331
  • インタフェース: SPI( 別途、リセットとコマンド/データ用の信号線があります。 )
Design Considerations  この OLEDは電子工作でよく使われる表示デバイスです。試作記事などもインターネット上に多く上がっています。ドライバIC SSD1331もよく使われるドライバICです。

PoCに便利
表示デバイスを接続できるといろいろと便利です。デバッグ中に内部状態をリアルタイムで表示できるところがうれしいです。特に実証試作で外部の状況が影響する場合など、ICEなどのデバッグツールを接続しなくても状況を把握できるのでポートに空きがある場合は接続できるようにしておくと良いかもです。

心の窓
このロボットはヒューマノイドです。表情は大切です。
しかし、表情の表現手段が豊富ではありません。そこでこの表示デバイスを「心の窓」と位置づけました。この表示デバイスは文字列以外に画像なども表示できます。その表示で心の模様を表現できます。そのため、心(心臓)に近い左胸に設置してみました。
オプションで追加搭載したらぜひ「心の表現」を試してみてください。( SSD1331は図形描画コマンドが多く速度も速いです。イラストにぜひ! )

グラフィックディスプレイ・コントローラ

表示デバイスは表示パネルとグラフィックディスプレイ・コントローラ、必要な電圧変換回路などの周辺回路で構成されています。表示の仕様は表示パネルでほぼ決まりますが、制御はコントローラの仕様で決まります。そのため、どの IC( グラフィックディスプレイ・コントローラ IC )を使用しているかとその仕様を理解することが大切です。

省電力制御

表示デバイスは使用しないときに電力消費量を抑えることができます。電力制御はドライバIC SSD1331で行います。SSD1331の電力制御は同ICのコマンドで行います。CSピンを Highにするだけでは SSD1331が低電力モードにはなりません。
詳しくはこちらをご覧ください。

参考情報

他のサイトで参考になる情報は以下のとおりです。

このホームページ内

  • 複数のMCUをつなぐ: このロボットには複数の MCUが搭載されています。その MCU間の接続の概要です。

他のWebサイト

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