ハードウエア

Leafony を選択した理由

Qumcum Lab. の中心となるコンピュータは、超小型ボードシステムの ”Leafony( リーフォニー )”を使用しました。IoTの実験や試作向けのボードであり、Qumcum Lab. の目的に合った特徴を持っています。

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Leafonyとは

IoT( Internet of Things )の進展で将来とても多くの IoT用の機器が必要になると言われています。そのときに簡単に試作や実証ができることが求められます。

このような状況に対応するため、誰でも簡単に利用できる IoT向けのボードシステムが望まれます。その目的を実現するために Leafonyが生まれました。

MCUをはじめ、センサや電源、通信などの機能ごとに提供しているボード( これを Leafを呼びます )を組み合わせることにより、柔軟にシステムを構築することができます。

Leaofony の特徴

leafony ( リーフォニー )は、超小型のボードシステムです。IoT Edge deviceの開発や試作、ホビー向けに最適です。特に、新しいITサービスやガジェット、マシンあるいはIoTのエッジノードなどを生み出すための試みが簡単になるエレクトロニクスおよびソフトウェアのプラットフォームとなっています。特徴は下記の通りです。
引用:大和無線電機株式会社 Leafony サイト

試作に最適

電池で動作

超 小 型

高い拡張性

  • 試作に最適 : すぐに試作機の製作や実証試験をおこなえます。思いついたらすぐトライアル!
  • 電池で動作 : ボタン型リチウム電池1個で動きます。すべてのリーフにはスタンバイモードやソフトウェアで制御できる電源スイッチを装備しています。
  • 超小型 : とても小さいのでどこにでも組み込めます。必要に応じてリーフ(ボード)を追加しても広い面積をとりません。
  • 高い拡張性 : いろいろな種類のリーフ(ボード)があります。今後も追加されます。外部と接続をおなうリーフも用意。外部への拡張も得意です。

選択した理由

Leafonyは IoT向けのボードシステムですが、小型軽量で電池駆動です。その特徴は小型ロボットに搭載するために適しています。また、多くの機能をボード化していることや、そのボードを作成できる点も改造を前提とした Qumcum Lab.に適していると言えます。

特に Aruduino互換として簡単にプログラミングできることは、初心者の方にも負担が少ないと思われます。組み込みシステムは、プログラミングだけでなく電子回路などのハードウエアも意識する必要があります。最初は敷居が低い環境で取り組めることが大切です。ソフトウエア開発環境が容易に入手できて、取り組みやすいことにより組み込みシステムを幅広くご覧いただけることを望んで Leafonyを選択しました。

高度な技術にも対応

Aruduino以外に MCU( STM32 )の高度なソフトウエア環境も使用できます。また、複数の MCUを搭載していますが、個々の MCUを個別にプログラミングすることもできます。これにより複数の MCUを連携した高度なシステムを実現することもできます。

IoTとは

IoT( Internet of Things / アイオーティ)
スマートフォンはソーシャルメディア( SNS )で友達や家族と情報を伝えたり、ブラウザで情報を検索したり閲覧したり、電話で話をしたりします。そのとき多くの場合、相手は人です。インターネットを介して、人と人が情報交換したり、人が情報を得たりすることが多いと思います。インターネットは今までおもに人が使っていました。

農場の温度や湿度、農作物の生育などの状況をセンサで検出して、必要に応じて自動的に水やりや肥料を施すことができれば、人手を減らすことができて収穫量を増やしたり、農作物の品質を向上することができそうです。農場の情報を検出してインターネットを経由して伝えることにより、広域な情報を知ることができます。この場合は人でなくセンサ(機器)がインターネットを使います。

センサからの情報を直接システムが受け取り、状況の分析を行い必要なことを行う。機器と機器がインターネットを介してつながり情報交換することにより相互に制御するしくみが IoTです。
多くの産業、業種や業態が ICT( 情報通信技術 )を活用することを X-Tech( クロステック )と言い、今までの構造が変わる可能性があります。X-Techではリアルの情報を多く集めるたり、多くの動作を行う必要がありそのときに IoTが活躍します。

また、インターネットには多くの人や物がつながります。このように機器(物)がインターネットの様に人やものをつなげることも IoTの考え方のひとつです。

Leafonyの誕生

IoT( Internet of Things )の進展で将来とても多くの IoT用の機器が必要になると言われています。そのときに簡単に試作や実証ができることが求められます。東京大学 桜井名誉教授は、そのような未来を議論し情報を共有するため、トリリオンノード研究会を立ち上げました。
トリリオンノード研究会の詳細はこちらです。

トリリオンノード研究会のトリリオンノード・エンジン・プロジェクトが、超小型、低消費電力、簡単に出来るオープンイノベーション・プラットフォームの研究開発を推進しました。プラットフォームの仕様などが確定したものを「Leafony」と呼びます。また、このLeafonyを製造・販売する会社は LEAFONY SYSTEMS社です。
LEAFONY SYSTEMS社の詳細はこちらです。

「Leafony」は、LEAFONY SYSTEMS株式会社の登録商標です。

参考情報

参考になる情報は以下のとおりです。

このホームページ内

  • 複数のMCUをつなぐ: このロボットには複数の MCUが搭載されています。その MCU間の接続の概要です。

他のWebサイト

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